柿右衛門様式(読み)かきえもんようしき(英語表記)Kakiemon-style

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「柿右衛門様式」の意味・わかりやすい解説

柿右衛門様式
かきえもんようしき
Kakiemon-style

ヨーロッパに輸出された柿右衛門磁器,または柿右衛門手の伊万里磁器 (→伊万里焼 ) に基づいて,ヨーロッパで作られた陶磁器形式。 18世紀初めにドイツマイセン窯オランダのデルフト諸窯に端を発し,18~19世紀にヨーロッパ一帯で流行。特に柿右衛門様式絵付けにすぐれていた窯としてマイセン窯,フランスのシャンティイー窯,サンクルー窯イギリスチェルシー窯などがあげられる。

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デジタル大辞泉プラス 「柿右衛門様式」の解説

柿右衛門様式

有田焼の様式のひとつ。初代柿右衛門が確立した磁器の様式で、乳白色素地濁手(にごしで))に色絵を施す。広い余白を残した絵画的な構図特徴。単に「柿右衛門」ともいう。

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